佐藤亮子著「受験は母親が9割」
もう題名からしてインパクト大・・・
佐藤さんはこう考えてこう行動していたのかとわかる本でした。
大学受験までのことまで書いてあるので小学校受験で役に立ちそうなところをピックアップしてみました。
子供の性格
子供をよく観察し、個性を生かして勉強させる。どうやったらやる気になるか、この子に合う方法は何かを考えてやるのは母親の大事な役割とのこと。
本当に性格を見極めるのは大切だが、こういうパターンの子ならこれをみたいなのとか、こいった話しかけ方をするとよいとか具体的な話が知りたかった。私の家でも模索中、子供をやる気にさせて動かすって難しい。ただ単にプリント解かせても子供がやりたくない思いがあったら伸びないし・・。
夫婦の役割分担
子供の教育に関する責任は100%母である「私」にある。
すごいこの考え。思いもつかなかった。夫婦はハーフハーフだと思っていたから。100%だと思わないと責任感が欠けるのは確かに、悪いことがあるとちょっと人のせいにするのはだめだなと思った。
塾も習い事も通いやすさで選ばない
近場で探しがちだが、良い先生なら多少時間をかけても行くべき。これは私も母から言われていた。私が子供のころはピアノ教室に40分くらいかけてバスに乗って行っていました。
現在は田舎に住んでるからむしろ30分以上かけないとお受験対策の教室はないっていう・・。
環境づくり
リビングに机を置いて、生活の一部に勉強がある雰囲気を。
リビング学習は良いとよく言われていますが具体的に間取りを書いてあってわかりやすかった。我が家もリビングに机は置いていましたがより効果がありそうな配置に変えようかと再検討中。
ほしいおもちゃは買ってあげ、小遣いの額は決めない
この考え、100%受け入れてみたいけどなかなか。兄弟で喧嘩しないようにとのことだが。
本当に必要かいつも考えてしまう。おもちゃは知的好奇心を刺激しそうかどうかが購入の決め手なので。
(追記)レゴに関してまねして兄弟二人分それぞれ買ってみましたが結局全部ごちゃごちゃになってけんかしてしまう始末・・。難しい。
「9割できている」は危険な言葉。テストでは絶対100点を狙う。
8割できたわが子をみて安心している部分もあったのではっとさせられた。確かにそうだと思う。自分の経験を振り返ってみてもそうだと思った。私は大学生のときに同級生に同じようなことを言われた経験がある。追試を免れればいいやという考えだったので、テストはすれすれ狙ってんの!!(60点)って堂々と公言していましたが、実際は悲惨なもので・・・。どおりで60点いかないわけだ!
勉強のスケジュールは母がたてる
受験は時間との闘い、限られた時間でいかに効率よく使うかが合否に関わってくるから。小テストからすべてのテスト範囲を把握してスケジュールを立てる。
気合がちがう・・小学校受験では親がスケジュールを立てるのは当たり前ですが、大学受験まで・・先が長い。積極的に子供と関わってきたのがわかる一面でした。
我が家ではちびむすのサイトにあるカレンダーを使って(詳しくはこちら)スケジュールを立てて、何をやったか書き込むようにしています。
キッチンタイマーは集中力アップも秘密兵器
時計をみてよし何時までねといっても過ぎてしまうことがよくあるので確かにいい使い方だなと思いました。こどもちゃれんじで貰えるテキパキタイマーで着替えをしたりするのには使っていましたが迷路、計算などやるときも使えそうだなと思いました。
(追記)少し大きくなったらiPhone(iPad)のストップウォッチ機能を使って自分でよし早くなったとかやりだすようになりました。
全体を通して参考になる本でした。受験させる方は一度目を通してもよいと思います。