運動考査で何が見られているか
運動考査では運動能力の前に運動に対する態度がみられます。
・話を集中して聞いているか
話を聞いていなければ指示行動ができないし、中途半端に聞いていると人のまねをするだけで自分の行動になりません。
・やる気があるか
ちょっとできなさそうだからと言ってすぐやめてしまうのはNG,チャレンジしようとしている姿勢を見せることが大切→できなさそうな気持ちは慣れていないことが原因の可能性があるので項目に慣れさせておく必要がある。
・待っている間の姿勢
待っている間、ほかの子にちょっかいを出したり、よそ見してぼーっとしてたり。ゼッケンや服をさわっていたり、くねくねしてしっかり立っていないなどぴしっとしている子に比べたら歴然です。まっすぐ立てない子は、体幹が弱い、筋力が弱い可能性あり。
運動考査の項目
☑けんけん
(右足ケンケン、左足ケンケン、その場でケンパー)・・右足ケンケンと言われたら右足を軸にすること、足を曲げるほうが右足ではない。初期のころはわかっていない子が多い
☑ケンケンパ
☑スキップ、ギャロップ
☑クマ歩き
スピードも重要。
知能との関連があり検査項目の中に含まれる。
☑アザラシ歩き
☑うさぎ跳び
☑立ち幅跳び、走り幅跳び、反復横とび
☑ゴムとび
☑あしでじゃんけん
☑ろくぼく、登り棒にのぼれる
☑高い跳び箱によじ登れる
☑平均台の上をまっすぐ歩く、後ろ向き、片足バランス
☑マットの上で前転、横転(よこにごろごろ)
☑鉄棒にぶらさがる(10秒)、前回り、逆上がり
☑なわとび
☑ボール投げ、ボールつき
☑ボールを投げてキャッチ、投げている間に手を叩く
☑ジグザグドリブル(手)
☑サッカードリブル(足)
☑模倣体操(先生のまね、動物のまね)、準備体操
自ら掛け声をかけれれるとポイントが高い
わが子に運動能力がないと感じたとき
運動ができなかったとき
どうもできないな、ということあるかもしれません。
できないことを「できないね、なんでかな」と言わないでほしい。
お母さんにそそのかされて運動しようとしているだけで素晴らしい。
とにかくほめる。できてなくてもやる姿勢をほめる。
本番で運動できなくてもやる気、姿勢だけでもみせれば大丈夫だから。
自信がない子
運動できないところを見られたくないという意識を持っている。
幼稚園などの集団のなかで運動をする機会が多く周りの友達と比べて自分ができないことをしっかり認識しており苦手意識がインプットされてしまっている。
できないことをわかっているから、運動が楽しいと思えないのは当たり前。
運動が好きな子は縄跳びすき?って聞くと好きと答えるが、運動が苦手な子は「普通」と答える。
運動の楽しさがわかっておらず、やらされ勉強と同じ感覚でやっている。
運動をやりたいと思わせることが一番重要。
できないものが多いが、頑張ればできるの経験を積むことが大切。
初めは子供を喜ばせる成功の演出をする。
最初は簡単なものからはじめハードルを少しずつ上げていくことで、徐々に褒められることより、できた達成感に喜びを感じられるようになる。
体力がない子
スタミナがないので、すぐに疲れてしまう。練習も話を聞くことも長時間はできない。
とにかく体を動かすことが大切。
腕立てのポーズを長くキープ、その体勢のまま片足を上げるなど体幹をきたえる。
バランスをとる運動でふらふらしてしまうのはバランス感覚がないのではなく、筋力がないだけ。
運動が苦手な子は体力をつけただけで急成長する場合がある。
ケンケンパリングについてはこちら↓
コメント