ことばの発達心理学から学ぶお話作り

先日図書館で借りてきた本の中で

受験関連本ではなく

発達心理学関連の本で

お話作りについて書かれていて、受験にも使えるなと思ったことがあったのでご紹介。

言葉の発達に必要な条件

・親子間、友達や先生との自由闊達なやり取りを中心とした、日常生活上の活動

・実際の活動を自分の心の中で再現する自己内対話と言う活動

が必要

それに有益なのがお話づくりとのこと

お話作りが本来養われる場所

お友達とのごっこ遊び、お母さんと体験したことを話したり、おにいちゃんたちと交流したりする中で培われていく

特にごっこ遊びはお話作りに重要

ごっこ遊びは2歳ころからみられ、最初は行動の模倣からはじまる。

お話を上手に聞いてあげるには

子供が色々と話し出すと、ついつい親切心で横やりを入れてしまいがち。

話に詰まってくるとついつい「~じゃないの?」と直接介入してしまったり「だれにあったのかな?」と間接的にお話の続きを暗示してしまったり・・・。

ついつい子供の足りないところを補って負担を減らそうと親の善意からくるものだが、結果的にはマイナス。

こういった行為は研究結果からもお話作りの能力発揮を導くことはないと考えられており、むしろ内容が貧しくなるとのこと。

また子供がお話の続きを考えている途中で、それまでのあらすじを要約してあげることはマイナス。子供にとっても話の前後が明確化してよいと考えがちですがこれは大人側の勝手な思い込み。

「うんうん」「へーすごいな~」などのほとんど意味のないあいづちや「それから?」「このあとどうなるの?」や話の内容をそのまま繰り返す言葉などがお話作りの能力を伸ばすのに効果的。

子供自身が自分で物語を作っている感覚が非常に大切で、話が作れないで苦しむという感覚も子供にとっては重要。

本当に納得がいかない部分がある場合は質問を。まじめな質問はプラスの効果がある。質問が追い詰めるような口調だったり、軽蔑のニュアンスが含まれていると、話すのをやめてしまったり、聞き手への義理で本当につまんない単純なストーリーを作って早めに終わらせようとする。

お話作りをうまく作れる子の特徴

研究結果からも出ているそうなのですが、お話作りがうまくできる子は育った環境に共通する特徴があるとのこと。

・絵本を読んでもらっている子

・一緒にお話作りを試みたりしてもらっていた子

・ごっこ遊びをする子

・自発的に本を読む子

・人前でおしゃべりするのが得意な子

若干過去の記事👇と被るところもありますがよろしければご参考に☆

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育つ力と育てる力 子育てとことばの発達心理学 [ 田島信元 ]
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