気落ちしたまま受け続けたケース
一校目の受験は親子ともにかなりのエネルギーがいる。
特に親は緊張で張り裂けそうになりながら会場へ向かう人もいる。
当然、子供にも伝わりリラックスして受験することは不可能になる。
一校目に縁がなかった場合、親の反動は子供にとってすさまじく大きいものとなる。
気落ちした顔を子供に見せるたびに子供と親の距離は広がっていく。
当然そのまま受け続けていたら結果は思わしいものにはならない。
無理かもしれないが結果は気にせず・・、せめて子供の前や家庭内では明るく振る舞うようにする。
子供は親のわずかな表情の変化やしぐさ、言葉の違いを敏感に受け取る。
手続きをせず、行くところがなくなったケース
親の立場からすれば、行かせたい学校の前に練習でうけた学校から入学許可をもらえればうれしいもの。
ただ、どうせ練習なんだからとたかをくくっていた場合は要注意。
練習なんだからと子供に言い聞かせて多少リラックスしたおかげで受かったかもしれない。
練習でうかったにせよ、本命の合否がまだなら入学手続きはしといたほうが無難。
絶対受かると思っていてもそうならないこともある。
子供が力を精一杯出して勝ち取った結果であれば多少意に沿わなくても、それに応じてあげるのが受験させた親としての役目。実は本人が行きたいと思って頑張った結果ならなおさら道つけてあげるべき。
小学校受験の経験は役に立つ
先生の話を、私語を慎みながら聞いて理解し、何を求められているか、何をやらなければいけないかを自ら考える作業の習熟度に至っては、比べものにならないほどのすごさがある。
国語の読解力、算数の解法、文章題の解釈などにおいて知らないうちに基礎がしっかり身についている。
展開図や立体図形、切断図形など現実には見ることができないものを頭の中で想像して解答を導かなければならないものに至っては受験勉強をした子は驚くほどすんなり解けるようになる。
本人が一度切り開いた道は必ず光放つ、重ねてきた実績はかけがえのないもの。
親がブレなければ子どもは合格します!!
福澤晃典著
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