先日の記事で待ち時間の自己抑制力は大切だと改めて気づいたことを書きました。今回は少し具体的に書いてみようと思います。
自己抑制力の具体例
・駅のホームで待つ、椅子に座って待てる(10分程)
・図書館など静かにしなければいけない場所で、静かにする。
・電車やバスが混んでいても、ぐずったりしないで我慢する。
・お母さんやお父さんが用事を済ませている間、わがままを言わずに待つ。
・相手の話が終わるまで、遮らずに聞き続ける。
試験会場で試される自己抑制力
・試験が始まるまでの待ち時間
・1つの課題が終わり、次の課題が始まるまでの時間
・運動課題中の待機時、並んでいるとき
・観察中の、自分のグループではないときの待機時間
つまり課題をこなしている時間以外も大変重要だということ
自己抑制力はいつ発達するのか
自己抑制力の研究論文を読んでいたなかでそこに記載されていた内容ですが・・
年少児(3歳児クラス)から年長(5歳児クラス)まで伸びるとのこと。
研究結果によっては4歳児がピークとも書いてあるが、必ずしも同じ研究結果になっていないようです。
女子の方が抑制力は高い傾向にある。
もう少し詳しく知りたい方はコチラ(論文のPDFです)
2枚目の途中辺りから過去の研究結果が色々書いてあります。
自己抑制力をつける方法
我慢する機会を与えると同時に、発散する機会も必要。
メリハリをつけてどういうときに静かにして、どういうときに大声を出していいか教える。
ハイキングなどで山に行ったときは大声出していいよ、レストランでは静かにしようねなど使い分けられるようにできるとよい。
小さい子の場合、レジで順番を待つのから始めてもいいと思います。
お母さんが怖いから聞く、お母さんの期待に応えたいから聞くではなかなか身につかないので自分から待つようになれるとよい。
参考文献
リンク
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