小学校受験ではよく言われます、ペーパーではなく実体験で学びましょうと。
この本は実体験型の幼児教室を開催されている方が書いた本で、どちらかというと今からお受験させる方向けの本でした。
年中より小さい子を育てている方で受験生活がはじまるにあたってどう過ごしていけばいいか知りたい方にはおすすめの本でした。
著者がおっしゃっていることは以下のような感じでした。
本当の知力とは
本当知力を身につけるということは、強く生き抜き、豊かに暮らす知力をつけること。物に頼らず、自分を磨き自分自身で教養をみにつけることこそ人としての豊かさ。豊かに暮らすためには人から愛されることも大切。
小学校受験に際しては人との競争に勝つためのノウハウを得たり、特別なことをするものではない。ごく当たり前のことをみにつけること。
教育の中で大切なこと
子供のの興味を引き出すのは経験、多すぎる情報踊らされない。大切なのは情報ではなくコミュニケーション。
上手なしかり方・・例えば食卓の手元に水の入ったコップがありそれをこぼしてしまったとき、1回目は手の前にあったからこぼしちゃったんじゃない?と教えてあげる。2回目、3回目はこの前、お母さんがどうしてこぼしたかお話ししたよね、どうしてだっけ?と考えさせる。なんでそんなことしたの!といいたくなるときありますが冷静に。
日常生活の中でも工夫次第で語彙力がつく
お買い物の最中でも緑の野菜、赤い色の野菜を覚えさせたり、野菜、魚の名前を覚えさせたり、旬のものを覚えさせたりできる。
レジで会計を終わらせた後の袋に入れるとき重いものは下に、割れやすい、つぶれやすいものは上になど大人にとって当たり前でも子供には当たり前ではないこともある。
買い物して帰ったあと一緒に調理していく中で食への興味が増し、会話が増え、語彙が増える。
忙しいから、時間がないからといってさせないのはもったいないお母さんの工夫次第。
我が家では時にチラシを使って色々学習することもあります。コロナで思うようにお店に行けないですし・・
特にスーパーのチラシは野菜名前はもちろん、チラシにのっている赤いものはどれだ、旬はどれ、旬じゃないのはどれ、値段が高いのはどっち、牛乳はどれくらい入っている、1Lって何mL、500mlのペットボトルと600mlのペットボトルどっちが重い、キューピーハーフのハーフって何、半分?じゃあ400gの半分は何グラム?お寿司がのってたらこれ買ったら一人何貫ずつ食べられるなどペーパーが飽きたときに時々使っています。
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